知能機械情報学 専門科目

※参考書のリンクを貼ってますが、広告ブロックしていると表示されないようです。

 

概略

専門科目は大問3つから構成されます。

大問1は必答で大問2,3から1問選択という形です。

2013年からこの傾向が続いています。

 

大問1

知能機械情報学に関する浅く幅広い問題。

制御、回路、機械、情報あらゆることが出題されます。

私の受けた2019年は①オペアンプクイックソート③用語説明 でした。

大問1にプログラミングの穴埋めがでることは初めてでした。

私は大問3の情報学をあまり対策してなかったので無事死亡しました。。

おそらく大問2と3の片方しか対策してなく私と同じ目にあった人は多いと思います。

今後の受験者たちは大問1〜3まで全て対策しておいたほうが良さそうですね。

 

大問2

機械系関連分野(機械力学、制御、メカトロニクス、ロボティクス)

私はここを主に勉強しました。

個人的には大問3よりも傾向が一定で対策しやすいと思います。

2012年以前の機械系関連分野も含めると同じ様な問題が数回出題されてます。

例えば

リンクアームでヤコビアンと仮想仕事の原理からトルクと力の関係を求める。

状態方程式を立てて可制御性と可観測性の判定。

ボード線図。ラグランジュ

などです。

私の解いた過去問17年中リンクアーム、ボード線図は7年。状態方程式は6年。ラグランジュは5年出てます。(間違ってるかも)

過去問をよく研究して傾向つかんで対策するのが良いかと思います。

ちなみに2019年は過去の傾向通りボード線図書かされました。

次におすすめの問題集参考書を簡単に紹介します。

<制御>

 

 

めっちゃいいです。院試で一番お世話になりました。

やはり問題を解きながら勉強するのが一番いいかと。

頻出のボード線図とかラウス、ナイキストなどこれ一周すれば十分解けるようになります。

 

 

上のだと状態方程式などが載ってなかったでこちらも購入しました。

試験に出そうな箇所しかやりませんでしたがやはりこのシリーズは良いです。 

 

 

こちらも非常に評価の高い古典制御の参考書です。演習で学ぶを解きながら詳しく知りたい箇所があったときはこれを参考にしてました。 評判どおり分かりやすいです。

 

 

上の参考書の現代制御版です。正直に言うと私は金銭的な理由から購入してませんが、古典制御と同様に高評価です。演習で学ぶの現代制御をやってく上でこういう参考書があるともっと良かったと思ってます。

 

<ロボット工学>

 

 

他のブログで紹介されていたものです。実際に使ってみると良かったです。

易しい内容ですが頻出のリンクアームの話とかが分かりやすく書いてあります。

ヤコビアンや仮想仕事と聞いてピンとこない人はここから始めるべきです。

逆に自身のある方には必要ない一冊です。

 

<機械力学>

 

 

私はもともと機械工学を受験予定だったので持っていましたが、

知能機械情報の対策本としては少しコスパ悪いかな。。

四力各分野の重点が良くまとめられた問題集です。

この機械力学の箇所だけを解きました。

もちろん1/4程度しか載ってないので少ないです。

時間がなくて少しだけ良問を解きたいならおすすめかな。

大学受験の問題集みたいな使いやすい一冊でした。

 

 

最近は制御が追加されたものもあるみたいです。こっちの方がよさそう。

 

 

 

 

機械力学専用の問題集の方がさすがにコスパいいですね。友人はこれがいいって言ってました。私はよく知りませんが一応載せときます。

 

メカトロニクス

何も買いませんでした笑。モータの微分方程式たてられるレベルで大丈夫です。

方程式たてたあとの制御が本番という印象です。

 

大問3

情報系分野(情報基礎、デジタル回路、計算機、ソフトウェア)

2012年以前は情報学と論理回路は大問が分かれていましたが合体してからは情報学の勢力が強いです。

近年は情報学やプログラミング穴埋め問題ばかりな気がします。

最近はCだけでなくPythonも出始めました。もとからプログラミングに慣れ親しんでいないと結構大変そうです。

対策としては有名なアルゴリズムを覚えておくことです。 

あとは情報量やエントロピーはよく出てきます。

デジタル回路の分野は傾向をつかみやすいです。

NANDの完全性。フリップフロップ。加算器は大好きみたいです。

いずれも17年中5年くらい出てます。

おすすめな問題集参考書はこちらです。

アルゴリズム

 

 

私は試験と同じくCで書かれているものが欲しくてこれを購入しました。ソートとか基本的なアルゴリズムやその計算量とか書いてあります。分厚くて読み切る時間がありませんでしたがおすすめです。

 

論理回路

 

 

 

評価高かったので購入しました。上記したフリップフロップや加算器など試験範囲は十分すぎるくらいに網羅しています。

 

<用語>

 

用語はこれがとてもいいです。最近は大問1に用語が出てくるからどちらかというと大問1の対策かな。かわいいイラストで噛み砕いて説明していて苦じゃないです。勉強の息抜きにも読めちゃう緩さです。

IT関係の仕事では入社してから資格を取らされることも多いみたいなので、今のうちに院試対策も兼ねて購入しておくのもありかと思います。

 

最後に

まとめてみると機械系ばっかり対策してたことが分かりました笑

最近は大問1が情報よりになってるので気をつけた方がいいです。